TikTokは、15秒から最大で3分までの短尺動画が投稿・閲覧できる、動画に特化したソーシャルネットワーキングサービスです。
動画にはBGMとしてお好きな楽曲を追加することができ、様々なエフェクトやフィルターを加えてどなたでも簡単にエンターテイメント性あふれる動画を作成することができるため、若い世代を中心に人気のSNSとなっています。
本記事ではそんなTikTokで自分の楽曲を登録するための手順や、登録するにあたっての注意点などを解説します。
TikTokで自分の楽曲を登録する方法
TikTokで動画を作成する際にはライブラリにあるアーティストの公式楽曲を使用することもできますが、ご自身で用意したオリジナル楽曲を追加することも可能です。
オリジナルの楽曲を登録する場合は、TikTokアカウントから直接登録する方法と、TuneCoreなどの音楽配信代行サービスを経由する方法の2通りあります。こちらでは、両方の場合についてそれぞれご説明します。
TikTokアカウントからの場合
TikTokアカウントからご自身の楽曲を登録する場合は、その音源が使用されている動画を投稿するだけで完了します。
TikTokアプリを開いて画面下の「+」マークを選択し、投稿作成画面を表示しましょう。
画面右下の「アップロード」を選択します。
「動画」の項目を選択し、使用したいオリジナル楽曲が含まれている動画を選択します。
必要であればエフェクトやステッカーの追加など動画の編集を行い、「次へ」を選択します。
こちらの画面でキャプションやハッシュタグを追加し、その他必要な情報の編集を行って「投稿」ボタンを押します。これでアップロードされた動画の音声が「オリジナル楽曲」としてTikTokに登録されます。
登録した楽曲のタイトルを変更したい場合は、自分の投稿一覧から先ほどアップロードした動画を選択して再生します。右下の丸いアイコンマークを選択しましょう。
デフォルトでは「オリジナル楽曲 – [アカウント名]」という楽曲名になっているので、こちらの部分を選択します。
楽曲のタイトルを編集し、「保存」を押して完了です。注意点として、オリジナル楽曲のタイトルは一度しか変更することができません。
これで、この楽曲を使用した投稿を再生した際にタイトルと音源の作成者がクレジットされるようになります。
また、楽曲情報編集画面で「セーブする」を選択すると、「セーブ済み」に楽曲をストックしておくことが可能です。
次回以降に同じ楽曲を使用した動画を投稿したい場合は、「楽曲を選ぶ」から「セーブ済み」を選択することで、自分のオリジナル楽曲を引き続き利用することができます。
音楽配信代行サービスからの場合
音楽配信代行サービスを経由してTikTokにご自身の楽曲を登録するという方法もあります。
その場合は、各音楽配信代行サービスに利用登録をして、ジャケット写真や楽曲情報を登録しTikTokで配信するという流れになります。
配信が開始するとTikTokのライブラリにも楽曲が登録され、ご自身の投稿はもちろん、他のユーザーも自由に楽曲を使用可能です。
音楽配信代行サービスを提供している企業は多くあり、人気のサービスには「TuneCore」や「early Reflection」などがあります。
「TuneCore」は配信するにあたって利用料がかかりますが、得られた収益は100%アーティストに還元されるのが特徴です。
「early Reflection」は無料で楽曲を配信することができ、収益に応じて20%もしくは40%の手数料を引いた金額がアーティストに還元されます。
TikTokを通じてご自身の楽曲の認知度をもっと上げたい、という場合はプロモーション面でのサポートが手厚い「early Reflection」がおすすめです。
楽曲の配信手配だけではなく、ラジオやテレビなどメディアへのプッシュ、公式SNSでの告知、ニュース配信など、アーティストや楽曲をPRするためのサービスが充実しています。
「early Reflection」の詳しいサービス内容が気になる方は、ぜひ一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
通常の登録と配信代行サービス経由の登録の違いは?
TikTokの投稿画面から直接楽曲をアップロードした場合、仮にご自身の楽曲が他のユーザーに使われたとしても収益が発生することはありません。
しかし、音楽配信代行サービスからTikTokに楽曲を登録すると、その楽曲が使用された動画の作成数に応じて収益を得ることが可能です。
また、音楽配信代行サービスを経由して配信することで、曲名やアーティスト情報などのクレジットが明示されるため、より楽曲の知名度を上げたい場合に役立ちます。
TikTok上でご自身の楽曲の人気が高まれば、お金や手間をあまりかけずに宣伝効果を得ることが期待できます。
TikTokに楽曲を登録する際の注意点
TikTokにご自身の楽曲を登録する場合は、使用する音源によっては著作権法違反になる可能性があるという点にご注意ください。
CDからリッピングした音源やカラオケ音源、既存曲を無断でサンプリングした楽曲などをオリジナル音源として登録すると、著作権法に触れてしまう恐れがあります。
TikTok側で著作権に違反したコンテンツだとみなされた場合、アカウントが凍結されたり投稿した動画が削除されたりといったペナルティを受ける可能性が出てきます。
自分で楽曲を登録する場合はトラブルを回避するためにも、必ず完全にオリジナルの音源や著作権フリー音源などを使用するようにしましょう。
TikTokでオリジナル曲を流行らせるコツ
TikTokにオリジナル曲を登録したからにはできるだけ多くのユーザーに使ってもらいたいと思います。
こちらでは、TikTokで曲を流行らせたい際に意識したいポイントを解説します。
受け入れられやすい音楽ジャンルを意識する
TikTokで人気の音楽ジャンルはダンスミュージックやヒップホップ、ポップなどであると言われています。
音楽に合わせて振り付けをした動画が再生されやすく、ロックやオルタナティブなど踊りづらい音楽はメインユーザーには刺さりにくい傾向にあるようです。
そのため、TikTokでオリジナルの楽曲を流行らせたい場合は、多くの人がリズムに乗って思わず踊りたくなるようなジャンルの音楽を投稿すると良いでしょう。
15秒以内にユーザーを惹きつけるキャッチーなフレーズを盛り込む
TikTokで投稿できる動画は、最短尺で15秒です。つまり、15秒以内にユーザーを惹きつけられるような掴みがあれば、楽曲が使用されやすくなる可能性が高まります。
キャッチーなフレーズやパンチラインはなるべく楽曲の冒頭やサビ部分に持ってくるのがおすすめです。
効果的なハッシュタグを使用する
ユーザーはTikTokで動画を探す際にハッシュタグも使います。そのため、オリジナル音源つきの投稿には積極的にハッシュタグをつけたほうがフォロワー以外のユーザーにも見つかりやすくなります。
しかし、「#オリジナル曲」や「#弾き語り」など人気のハッシュタグは投稿数が多すぎるため、あまり効果は見込めません。
だからと言ってあまりにも独自色の濃いハッシュタグでは検索されず逆効果となってしまう可能性もあるので、なるべく他と差別化でき、かつある程度投稿数のあるハッシュタグを使用するようにしましょう。
よくある質問
カバー音源などではなく、ご自身で作曲したオリジナル音源であれば本来著作権は作曲者にあるということになります。ただし、TikTokは利用規約にてユーザーが作成したコンテンツは別のユーザーも申告なしで使用可能であると定めておりますので、TikTok内であれば自分以外のユーザーも自由に登録したオリジナル音源を使用することができるということになります。
登録したオリジナル音源が他のユーザーに使用されても通知が来ることはありません。どのように楽曲が使用されているのか知っておきたい場合は、独自のハッシュタグを作成しておくと、追跡しやすくなります。
まとめ
TikTokは15秒から3分までの短尺動画を共有できる若い世代を中心に人気のソーシャルネットワーキングサービスです。
TikTokで投稿する動画にはBGMとして音楽を追加することができ、楽曲はアーティストの公式音源もしくはご自身で用意したオリジナル音源のいずれかを選択することができます。
オリジナル音源をTikTokに登録するには、投稿画面から直接音源が含まれた動画をアップロードする方法と、TuneCoreやearly Reflectionなどの音楽配信代行サービスを経由して登録する方法の2通りあります。
音楽配信代行サービスを利用すると、ご自身の楽曲が使用された動画の作成数に応じて収益化できるのでおすすめです。
「オリジナル楽曲をより多くのユーザーに使ってもらいたい」「オリジナル楽曲の認知度を上げたい」という場合は、ぜひ音楽配信代行サービスを通してTikTokに楽曲を登録してみてはいかがでしょうか。